ヘアスタイリングにおいて、ヘアバームはワックスとオイルの良いとこ取りとも言える万能アイテムです。セット力を与えながらツヤやまとまりを演出できるため、多くのスタイリング方法に活用できます。この記事では、「【プロが選ぶ】ヘアバームおすすめ8選！人気商品ランキングと正しい使用方法」というテーマで、エステティシャンやスタイリストも注目するおすすめのヘアバームを8種類ピックアップし、その特徴や選び方、正しい使い方を詳しく解説していきます。製品ごとの違いを比較しながら、自分の髪質やスタイルにぴったりのアイテムを見つけてください。
ヘアバームとは？
ワックスとの違い
ヘアバームは、従来のワックスに比べ柔らかいテクスチャーを持っています。ワックスはセット力に優れていますが、固定感が強すぎて自然な動きを損なうことがあります。一方、ヘアバームはワックスとオイルの長所を兼ね備えており、ナチュラルなツヤやまとまり、さらには保湿効果をもたらしながらスタイルを整えます。
オイルとの違い
オイル単体で使用する場合、髪に良いツヤやしっとり感を与えてくれますが、セット力が弱く、髪型が長時間崩れやすい傾向があります。ヘアバームは、オイルの保湿効果とワックスのセット力を組み合わせた製品であり、自然な動きを残しながらしっかりとスタイリングをサポートするのが特徴です。
ヘアバームの選び方
ヘアバームを選ぶ際には、自分の髪質やスタイル、求める仕上がりに応じた製品を見つけることが大切です。以下のポイントを参考に、理想のヘアバーム選びをしてみましょう。
① 髪の長さ・スタイルに合わせたテクスチャー選び
髪型によって使いやすいヘアバームの硬さは異なります。
- ショート～ボブ：硬めのテクスチャーが適しており、毛束感や立体感を演出するのに最適です。
- ミディアム～ロング：柔らかめのテクスチャーを選ぶと、手ぐしでなじませやすく、自然なツヤとまとまりを実現できます。
② 髪質に合わせた成分注目ポイント
特に剛毛や硬い髪質の方は、植物由来のオイルやバター配合の製品が髪をやわらかくし、まとまりやすくする効果が期待できます。以下におすすめの植物油脂成分とその作用をまとめます。
| 成分 | 作用 |
|---|---|
| アルガンオイル | 保湿力が高く、しなやかさを与える |
| シアバター | しっとり感をプラスし、乾燥やダメージをケアする |
| ホホバオイル | 髪に馴染みやすく、べたつかずに仕上げる |
| オリーブオイル | 剛毛にうるおいを与え、まとまりを良くする |
③ 香りを選ぶ
ヘアバームは香りも魅力のひとつです。好みの香りを選ぶことで、スタイリングタイムがよりリラックスできる時間に変わります。以下に一般的な香りの傾向を記します。
- 柑橘系（ユズ、レモン）：さわやかで万人受けする香り。
- フローラル系（ラベンダー、ローズ）：優しく華やかな印象に。
- ウッディ系（サンダルウッド）：温かみがありリラックス効果も期待。
- ムスク系（ホワイトムスク）：大人っぽく落ち着いた香り。
おすすめヘアバーム8選！人気ランキング
ここでは、エステティシャンやプロの現場でも注目されるおすすめのヘアバーム8選をランキング形式でご紹介します。各商品は、テクスチャー、仕上がり、香り、使いやすさなど、それぞれの魅力が異なるので、目的や髪質に合わせた選び方が重要です。
1位：オリジナルメーカーズ ヘアバーム997
この製品は、天然オリーブ油をベースに8種の天然オイルをブレンドしたヘアバームです。スタイリング時の自然な濡れ感とまとまりを実現し、ショートからロングまで幅広い髪型に対応可能。スタイリングの柔軟性が高く、ストレートにもカールにもなじみやすいため、ナチュラルなツヤと自然な動きを求める人におすすめです。香りは甘酸っぱくフレッシュなフルーティーノートで、ゼラニウムとスズランの爽やかな印象を与え、サンダルウッドがほのかに漂う大人の香りです。
2位：ダヴィネス オーセンティック バター
髪だけでなく顔や体にも使えるマルチユースなバタータイプのヘアバームです。オーガニック由来の成分をたっぷり配合し、乾燥から髪と肌を守りながら、適度なツヤと程よい毛束感を実現。ワックスや他のヘアバームにありがちなベタつきがないのも魅力のひとつ。優しいアロマの香りが、使うたびに心を包み込み、リラックス効果も期待できます。
3位：ミルボン ジェミールフラン メルティバターバーム
シアバターを加えた植物性バターをダブル配合し、ツヤ感やヘアセット、髪のまとまりをしっかりサポートしてくれる製品です。シリコンベースのため、手触りがなめらかでさらっと仕上がるのが特徴。広がりやクセが気になる人や、ナチュラルな湿り感のある仕上がりを好む人にぴったり。夜のまとまりを翌朝までキープできるため、忙しい朝のスタイリング時にも重宝します。
4位：ザ・モイ バーム アンビエントデュウ
100%自然由来成分で作られたヘアバームは、特にウェットな束感や重めのスタイルを好む方におすすめです。シアバターとシュガーオイルの保湿成分が髪にしっとりとした潤いを与え、乾燥が気になる髪も長時間しっとりと保てます。アロマティックウッディの香りは、まるで静かな森の中を散歩しているかのような心落ち着く空間を演出します。
5位：オースキンアンドヘア オーバーム
このマルチユースのヘアバームは、オーガニックシアバターとミツロウを贅沢に配合しており、髪・肌・リップにも使用可能です。ワックス特有のベタつきがなく、軽い質感で自然な束感とウェット感を出すのが特長。柑橘系の香りが爽やかで、どの季節でも安心して使える万能アイテムです。
6位：ザ・プロダクト ヘアワックス
天然由来成分をベースにしたこの製品は、特に濡れ髪スタイルに適したヘアワックスです。オーガニックシアバターを中心にビーズワックスなどを配合し、手ごたえのあるテクスチャーがショート～ボブのスタイリングに最適。リップやハンド＆ネイル、さらにはボディの保湿ケアにも使えるため、オールラウンドな使い勝手を求める方におすすめです。爽やかな柑橘系の香りで、朝のスタイリングを気持ちよくしてくれます。
7位：ナプラ エヌドット ナチュラルバーム
濡れ髪スタイルを得意とするこの製品は、天然由来成分100%で作られたマルチユースバームです。シアバターやホホバ種子油を用いた処方で、自然なツヤと毛束感を表現し、まとめ髪にも適しています。やや硬めのテクスチャーで、スタイリング時に適度なキープ力を発揮する点が魅力。さらに、手肌の保湿にも使えるため、美容とケアを同時に叶えたい人に最適です。
8位：トラック バーム
最後に紹介するトラック バームは、スタイリングから全身の保湿ケアまでをカバーできる優秀な製品です。天然由来成分を高配合しており、まとまりにくい髪をしなやかに整え、ラフな動きや束感を出すことが可能です。さらに、髪につけた後はリップやボディの保湿にも転用できるマルチな使い勝手が人気の理由です。爽やかなユズの香りと、ベルガモット、ゼラニウム、シダーウッドのハーモニーが、スタイリングに軽やかなアクセントを加えます。
ヘアバームの正しい使い方
どんなに優れたヘアバームでも、正しい使用方法を知らなければその効果を最大限に発揮することはできません。ここからは、プロの現場でも実践されているヘアバームの正しい使い方について詳しく解説します。
① 適量を手に取る
ヘアバームはパール大を目安に取り出すと良いでしょう。一度に大量に使いすぎると、髪がべたついたり、スタイルが重くなってしまうことがあるので注意が必要です。人差し指の外側を利用して、適量を削るように取ると使いやすく、調節がしやすくなります。
② 手のひらでしっかりなじませる
製品を手のひらに取り、温めてオイル状に変化させることで、髪に均一になじませることが可能です。手のひらだけでなく、指の間までしっかりと伸ばし、ムラなく広げることが大切です。もし固めの質感の場合は、ドライヤーで軽く温めてから使用すると、よりスムーズに馴染みます。
③ 髪の内側から外側へ
ヘアバームをつける際は、まず耳の後ろなど髪の内側から塗布し、内側にしっかりと浸透させましょう。外側や前髪から塗ると、重たくなったりベタつきの原因となることがあるため、内側→外側→前髪の順で丁寧になじませるのがポイントです。
④ コーミングまたは手ぐしで整える
全体になじませた後は、コームや指を使って毛流れを整えましょう。特に前髪の分け目や襟足は丁寧に整えることで、仕上がりがより美しくなります。手ぐしを使う際にも、髪全体に均等にバームが行き渡るよう意識すると、自然でまとまりのあるスタイルが完成します。
ヘアバーム使用のポイントと注意点
ヘアバームは毎日のスタイリングやケアに取り入れやすいアイテムですが、その効果を最大限に引き出すためのポイントと注意事項を以下にまとめます。
適量の使用
・ 少量ずつ髪に伸ばすことが大切です。
・ 一度に多く使いすぎると、髪が重くなりすぎたり、ベタつく原因となります。
・ 足りないと感じた場合は、少しずつ追加して調整しましょう。
使い方のタイミング
・ 乾いた髪に使用すると、セット力がアップし、まとまりのあるスタイルを作りやすくなります。
・ 濡れた髪に使用した場合はウェットな質感に仕上がるため、好みや髪型に応じて使い分けると良いでしょう。
全身ケアとしての活用
・ ヘアバームは、髪だけでなくリップや手肌、ボディへの保湿ケアとしても活用できるものもあります。
・ 多用途に使える製品は、旅行や外出先でも便利に使用できるため、持っていると重宝します。
使用後のケア
・ 夜間はしっかりと洗い流し、油分や汚れを落とすようにしましょう。
・ 毎日の使用で髪や頭皮に異常を感じた場合は、使用を中止し専門医に相談することをおすすめします。
まとめ
ヘアバームは、髪のツヤやまとまり、柔らかさを叶えるための優秀なスタイリング剤です。商品ごとにテクスチャーや香り、仕上がりに個性があり、ショートからロングまで、さまざまな髪型に対応できるのが魅力。
今回ご紹介した8つのおすすめヘアバームは、編集部やエステティシャン、スタイリストなどプロの目からも高評価の製品ばかり。自分の髪質や求めるスタイルに合わせて最適なアイテムを選び、正しい使い方を実践すれば、毎日のスタイリングがもっと楽しく、そして美しくなるでしょう。
まずは、自身の髪質を見極め、どのテクスチャーや香りが自分に合うのかをチェックすることが大切です。その上で、本記事の製品ランキングを参考にして、理想のヘアバームを見つけ出してください。
自然な濡れ感やまとまり、そして優雅な香りで、あなたのヘアスタイルに新たな表情をプラスできるはずです。ぜひ、毎日のケアとスタイリングに取り入れて、自分だけのオリジナルスタイルを楽しんでください。
最後に、ヘアバームは美しさを支える大切なアイテムですが、製品によって使用感や効果は個人差があります。成分や特徴をよく確認し、自分に合ったものを選ぶことがポイントです。また、万が一肌や頭皮に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止してください。
このように、正しい選び方と使い方をマスターすることで、ヘアバームの効果を最大限に活かし、日々のスタイリングがさらに楽しみになるでしょう。あなたもプロの技を取り入れて、理想のヘアスタイルを手に入れてみてはいかがでしょうか。
